グループ行動は周りが見えてないとツライ



行動観察で、5~6人のグループで活動する課題が出ることがあります。



課題としては「積み木をできるだけ高く積む」「パズルを作る」といった感じです。こんな課題が与えられて、どう動けばいいのか。


求められている姿

自分さえ何か作業をしていれば、ひとまず安心、と思っているとキケンです。






同じグループの中に積み木やパズルを独り占めする受験者がいた場合に、作業を見つけきれずに立ち尽くすことになるからです。


子供は勘違いしがちですが「積み木を一番高く積んだグループ」「パズルが完成したグループ」が勝ち=合格ではない、ということです。


ここで審査されていることは、グループの中で自分の立ち位置を見つけて協力しようとする姿がみられるかどうか、です。


積み木やパズルを作成する作業の他に、


「積み木は縦に長く積んでいこう」


「下のほうをしっかり積んでいこう」


「パズルは縁から作っていこう」


といった提案をしてグループの方向性を出す。


積み木やパズルを作業しやすい様、グループの周りに集める。


同じ積み木、同じパズルを他のお友達と同時に持ってしまって、かち合った時は譲り合ったり、二人で協力して持ったりする。


立ち尽くすお友達がいたら、声かけをして一緒に作業をする。


といったことなどが考えられます。


娘へのアプローチ

我が家ではグループ行動の時は「みんなで楽しく」ということを強く意識するように伝えてきました。


みんなが頑張って良い姿をみてもらおうとするわけですから、役割が持てないかもしれない不安にかられますが

「こんなことも役割の一つだよ」というのをいくつも知っていると安心できるようです。


指示された積み木やパズルを作る他に、上に書いたようなことも大事な役割だということを伝えてみてください。


終了の合図が鳴るまで一度も作成に携わることがなくても、


作り方を提案し、


作業しやすいようにパーツを集め、


加われないお友達に声かけをして・・・


という行動ができれば、大丈夫です。


グループ毎に先生がついて審査されていますので、細かいところまで見てくださいます。


最後に、やはり一応チーム戦のように進めていくので「○○チームの勝ちです」といった勝敗がつきますが、


たとえ負けてもくさったりせず、勝ったチームに拍手する気持ちが大切です。


「みんなで楽しく」をキーワードに、取り組まれてみてください。



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