旗当番で思うこと



先日、学校の登校指導をしてきました。



旗当番


希望者だけで担当割りをして、年に1~2回登校指導にあたります。


希望者のみなので、参加できない方も特に理由も伝えることなくパスすることができます。





学校最寄のバス停や駅からの道で、横断歩道がない細い路地を渡る個所に保護者が立って、


子供たちが安全に渡っているか見ながら指導します。(旗は持ちませんが・・・。なぜか通称「旗当番」)


私の場合、娘ちゃんの通学環境が見たかったのと、子供たちの様子が知りたかったのとで、


参加希望を出しています。


子供たちの様子


私たち保護者がいるからかもしれませんが、さわやかな笑顔で挨拶をして渡っていく子がほとんどで、


「学校に行くことが修行のように感じていた私の子供時代とは全然違う…」と


いまさらながら反省したりしています。


そんな中で気になる子が二人。


車が通りすぎるのを待つ間の出来事です。


一人目は男の子。お友達が「おはよう」と挨拶をしてやってきたので、挨拶を返すのかと


思ったら、いきなりお友達のほっぺを力強くつねりました。つねられたお友達は「またか」という


感じで驚きもせず黙って耐えています。さらに反対のほっぺもつねりました。


そこで私は「どこの星のご挨拶なの?痛いから、地球ではやめようね」と声をかけてみました。


二人とも少し笑って場は和みましたが、またつねりだし、そのまま学校へと行って


しまいました。


二人目は女の子。一人で学校に向かっています。小さな巾着袋の紐を指に巻きつけながら、


振り回して歩いています。周りの子のランドセルに当たっているのが見えました。


ランドセルに当たった音から「重さがあって危ないのでは?」と感じました。


「その袋かわいいね。見せてくれる?」と声かけをして、触ってみると固くて重いものが入っている様で、


「せっかくかわいい袋なんだから、振り回さないで大事に持っていってあげてね」と言ってみました。


女の子は、しばらく袋を見つめていましたが、私から離れたところではまた振り回していました。


難しいけれど


先生方のように声かけの仕方が上手になるには、まだまだスキルの足りない私です。


しかし、自分の子供時代を思い返してみると、よそのお母さんから指摘を受けたら、


いたずらっ子で通っているような子でも、その日一日くらいは聞けていたのでは?と思うのです。


それとも、何か心に抱えているものがあるから聞けなくなっているのかしら。


普段は自分の娘やお友達としか接しないので、話したことのない子供たちに触れるって、


私にはいい勉強になりました。


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