学校説明会や試験当日に、兄弟児がすでに入学されているご家庭の保護者を見ると余裕に見えたりしますよね。
私も、そう見えていました。そして、勝手に気持ちが引けていました。
経験からくる余裕
入学希望者(部外者)が入れる日だということは、警備員さんもご承知ですから、それなりの服装をして、立ち止まって会釈をして入れば、
何の問題もないはずなんですが、志望校というだけでカチコチに緊張してしまいます。
そこを、既に持っている通行証をヒラリと見せるだけで通過していくのですから、
それはもう、優雅に見えるわけです。
私がこんなに弱気では、娘が緊張してしまうのも無理ないなぁ、と思いながらも、
やはり、先生が「今日は妹さんの~」なんて他のお母様に話しかけられている姿を見ると
「あぁ、上のお子さんも優秀で、今回ライバルとなる下のお子さんも合格確実なんだわー」と
なぜかそそくさと、足早にその場を通り過ぎる私でした。
兄弟児が入学しているメリット
上のお子さんが入学されていて、下のお子さんも入学を希望されているのですから、
学校の教育理念を理解し、下のお子さんも入学を、という熱意を伝えられると思います。
さらに、上のお子さんが優秀で、保護者もトラブルなく過ごされてきたのであれば、
学校のほうも安心して下のお子さんの審査ができます。
デメリットもあります
これは、入学してみて分かりました。
一人っ子の場合は、受験の時だけ審査されていますが、兄弟児の場合はそうとは限りません。
上のお子さんの行事の時に、下のお子さんを連れていくことって、よくありますよね。
ごく普通にしていれば、なんの問題もないのですが、たまにやんちゃなお子さんがいらっしゃいます。
シーズンオフで立ち入り禁止になっているプールの柵を登ってプールサイドに入ってみたり、
授業参観で明らかに授業の妨げになっているほど大きな声を出しているのに、保護者が微笑んでいるだけで、注意しなかったり、
そんなご家庭の場合、受験の場面でなかったからと言って、全くマイナス印象が無い、とは言えません。
実際にありました
上のお子さんは、成績は問題ないのですが、何事にも一目置かれていないと不機嫌になるということで、
お友達とのトラブルがよく起こっていました。他の保護者からクレームが出ることもしばしばでした。
しかし、退学になるほどの理由には当たらないということで、学校生活はうまくいかないながらも続いていました。
そんな中で、下のお子さんの受験でした。
一緒に受験した保護者のお話では、下のお子さんは特に問題があるようには見えなかった、とのことでしたが不合格でした。
学校に行く回数が多いということは、それだけ良い面も悪い面も学校に伝わってしまうということなのだなと、
入学したからこそ、やっと落ち着いて(緊張せず)見ることができた私です。
スポンサーリンク
0 件のコメント :
コメントを投稿