数のとらえ方



子供は「数」のことを、どんな風にとらえているのでしょうか。



我が家の娘ちゃん


娘ちゃんは、生まれた時に(出産のお祝い?!)くもんの教材をたくさんいただきました。


親戚の友人がくもんの先生をされている関係で、童謡とか、名詞カードのような、


問題集とは違った、見て聞いて楽しむものにたくさん触れることができました。


その中で、数が1から100まで書かれているものがあり、幼稚園入園前に100まで


自然に言えるようになっていました。





数か言葉か


しかし、あとになって分かるのですが、100までの数を間違いなく言えることと、


数の概念があることとは、全く違っていました。


35の次が36であることは分かっていても、物が36個ある様子と結びついて


いなかったのです。


このショックは、私には相当大きかったです。そして、娘ちゃんにとっても衝撃


だったようです。得意気に100まで言える自分だったのが、突然、数について


全くのチンプンカンプンだと知ったのですから。


ドッツカードから数の世界に入られたお子さんは、最初からしっかりと数の概念が


あるのかもしれませんね。


娘ちゃんにとっては100まで言えることは、呪文を言えるのと同じことでした。


数をかぞえる取り組み



このことを親戚に話したところ、くもんの先生がたくさんの「数をかぞえるプリント」をくださいました。


娘ちゃんにとって、数の呪文はバッチリなので「1、2、3、4、・・・」と言いながら


指で押さえたり、鉛筆でしるしを入れたりして、自分の言っている数字と、物が


その個数ある様子を結びつける取り組みをしていきました。


おかげさまで、小学校受験を意識しだした頃には数をかぞえられるようになり、


呪文のゴールであった「100」が、物が100個ある様子と結びつき、すごく


たくさんある状態を指していたのだと知った時の顔が、いまだに忘れられません。


今思うと、「ここからか・・・」と思った最初の出来事かもしれません。そして、だいぶ大きくなった


今でも「ここからか・・・」と思うこと、結構ありますね。


内心「長い道のりだなぁ・・・」と心が折れている自分を隠しつつ、子供を励まし


続けなければいけないという、私の一番不得意なこと。


まだまだ修行の足りない私です。


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