聞く力が大事です



筆記試験、行動観察、待ち時間・・・、全てにおいて、聞く力はとっても大事です。




問題文は書かれていません

まず、筆記試験。市販の問題集のデメリットは、解答用紙に問題文が書いてあることです。


実際の筆記試験の解答用紙には、問題文が書いてありません。


問題文は先生が読んでくださいます。ということは、一度で聞き取り、正しく理解しないと、解けないということです。





小学校受験にチャレンジするお子さんは、小学校3年生くらいまでの漢字をマスターしているお子さんも少なくありません。


市販の問題集に慣れてしまうと、一度で聞き取らず、問題文を読んで答えてしまうようになります。


行動観察の課題

行動観察の指示も口頭で行われます。


「円の中で」


「声を出さずに」


「○人組で手をつないで」といった指示を一つでも逃してしまうと、


自分だけおかしな行動を取ることになり、目立ってしまいます。


待ち時間の注意事項は聞き取るだけでなく、自制する要素も要求されます。


「お部屋では走らないで」


「ラグの上で遊びましょう」


「カーテンは触らないで」など、注意事項という雰囲気を出さず、優しくサラッと言われても


「守らなきゃ」という気持ちで聞くことができるかどうか。


(受験者の多い学校では「カーテンは触らないで」という指示を出しつつ、


カーテンにキラキラした飾りがつけてあって受験者の行動を見る、


というところもあるそうです。)


お話を聞く

お話の記憶問題は記憶の仕方が違うので、別のアプローチが必要ですが、


「指示を聞く」ということについては、おうちで子供に指示を出した後、


行動に移す前に「今からすることで、大事なことは何でしょう?」と聞いて、


口に出して確認してみると、どれくらい聞けているか分かりますし、


情報の整理という点においても有効でしたよ。



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