太陽と影



これも推理の問題でよく出題されます。



太陽と物体が描かれていて、影の位置を選ぶもの、逆に物体と影が描かれていて、太陽の位置を選ぶもの。


こればかりは、本物の太陽と自分の影の方向を見る体験だけでは、定着にはなかなか至りません。



娘ちゃんに教えたとき

実際の影を見ながら「自分を中心に太陽と反対の位置に影が・・・」なんて説明しても、スケールが大きすぎて「反対」が分かりにくいようでした。


部屋をうす暗くして、ぬいぐるみやつみきなどを置いて、懐中電灯で照らしてみるほうが、角度も変えやすく、何度も体験できます。


光源、対象物、影が一目で見えるのがいいようです。


懐中電灯も太く短いタイプより、マグライトのような柄の長いタイプのほうが分かりやすいです。柄の延長線上に影ができる感じがつかみやすいので。


問題を解く時に注意すること

光の当たる方向がつかめるようになってきたところで、もう一つ落とし穴があったりします。


影は鏡(反対)にはならない、ということです。水面に映る形の問題や、鏡の問題を解き慣れたお子さんが、たまに間違えてしまいます。


対象が手を上げた人だった場合や、左右対称ではない物体だった場合、そのままの形で影ができることに気をつければ大丈夫です。


娘が解いているところをふと見ると、鉛筆を太陽と物体を結ぶように当てて、影を探していました。どうやら、自分でコツを見つけたようです。


あとは、間違い探しのようになってしまいますが、高い建物と低い建物が並んでいる影が、高低が逆になっているものがあったり、リンゴの影につるがなかったり、というひっかけにひっかからないように気をつければ大丈夫です。


小学校受験って、本当に範囲が広いですよね。小学校に入ってからも同じことを習うのに、幼稚園児の理解度ってすごいと思います。小学校に入ってからもずっと覚えているかというと、そうでもないところが惜しいですけど・・・。
スポンサーリンク

0 件のコメント :

コメントを投稿

スポンサーリンク