行動観察でのジャンケン



行動観察の練習の時、よくしていたのがジャンケンです。


受験者がゼッケン番号順に整列していて、準備体操でも始めようか、という時にしていました。



行動観察でのジャンケンとは


「先生とみなさんでジャンケンをします。先生が先に出しますので、みなさんは先生に勝つように出してください」


「せーの、ジャンケンポン」


と、先生の出した手を見て、勝てるものをテンポよく出します。


(テンポよく、というのは「ジャンケンポン、ポン」という感じで、すぐに出します。1拍も間がない感じと言えば伝わるでしょうか・・・。)





これは簡単なので、子供たちのテンションが上がってきて「次は?次は?」と楽しそうで、集団がまとまってくる感じが高まってきます。


しかし、次の「今度は、先生に負けてください」が意外と難しいんです。


結構意識していないと、勝ってしまうんですよ。最初から最後まで勝ち続けるお友達もいます。


テンポよく出せないまま、次のジャンケンが始まっていて「負けてください」は全部出せなかったというお友達もいます。


どんな姿が望まれているのか・・・

どんな姿が望まれている、というよりは、よく言われる減点方式で見ていらっしゃるのだと思います。


「間違えた」「出せなかった」とふてくされたり、癇癪を起こしたりすると、みんなが楽しくしている雰囲気が壊れ、近くのお友達も困ってしまいます。


全員でしていることなので、一人ひとりがいくつ間違えたということを記録されているわけではないと思います。



間違えても「えへ、間違えちゃった」くらいの気持ちで、楽しく次にチャレンジしていればそれでいいのではないでしょうか。


また、運よく残れた時に、過剰に喜ぶのも (周りのお友達が嫌な気持ちになるほどの喜び方)マイナスポイントになりかねません。


予想外のことが起きた時にどんな対処をするか。しようと思ってもうまくいかない時にどうするか。


うまくいっても、周りのお友達と喜びあい、負けたお友達に応援してもらえるようなふるまいができるか。


おうちで簡単にできる遊びなので、ときに立場を逆にしてみたりしながら親子でやってみてください。


(我が家では、私のほうがちっともうまくいきませんでした。自宅でやっているので笑いが止まりませんでしたが・・・。)



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