幼児教室から小学校受験教室へ移行されたご家庭には、きっとこの衝撃はなかったと思います。
我が家では、立腰できるようになった頃から自宅学習を習慣づけていた、という自己満足から、
塾に入ることにしたのはとても遅かったのです。
我が家では、立腰できるようになった頃から自宅学習を習慣づけていた、という自己満足から、
塾に入ることにしたのはとても遅かったのです。
初めての塾
年長になる前の春休みに、初めて塾の体験授業を受けに行きました。入試で出される問題の練習となるような、一段階簡単な問題を試験と同じように時間を計って一斉に解く、という授業でした。
自宅学習をしていたので、問題が解けないということはないのですが、スピード感がまるで違っていたのです。
問題を解くスピードだけではなく、○や×といった印を書くスピードも全然違っていて「こんな世界なのか・・・」と途方に暮れた、
衝撃のひとときでした。
授業での娘ちゃん
あっという間に解き終わって鉛筆を置いていくお友達の中で、たった一人与えられた時間の全てを使って解答していく娘は、自分がとても惨めに思えてきたのでしょう。シクシクと泣き出してしまいました。
「全部正解しているから、大丈夫だよ。だんだん速くできるようになるから」と先生は励ましてくださっていましたが、
授業が終わるまで鼻をすすりながら問題を解いていました。
帰ってから「先生もおっしゃってくださっていたでしょう。大丈夫よ」と励ましはするものの、
内心では塾も受験も無理かも、と思いました。
1週間後
嫌がる娘を連れて、一週間後にもう一度授業を受けに行きました。今回は親子が離れて授業を受けます。知っているお友達がいない上に、問題を解くのが遅いことで、私と離れることをとても嫌がっていました。
私も、授業説明の時間が来るまでがとても長く感じられました。
しかし、授業説明の時間に教室に入ってみると、なぜか娘が笑顔だったのです。
聞いてみると、やはり最初は泣いてしまっていたようです。
すると隣の席の男の子が「僕がお友達になってあげる」と声をかけてくれたんだそうです。
そして次々にお友達が「私も」「僕も」と言ってくれたそうです。
本当にありがたい気持ちでいっぱいになりました。そして、親子共々「こんなお友達と一緒の学校に行きたい」と思ったのでした。
このことをきっかけに、塾の申し込みをし、通い始めました。
娘の後からも新しく入ってくるお友達がいましたので、あっという間に迎える側の立場になり、楽しく通えるようになりました。
たくさんの方々に支えていただいて始まった、我が家のお受験でした。
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