これから1年弱で小学校受験を迎える方々へ、受験までの流れをご紹介します。
受験を決める
「受験するかどうかはわからないけど、とりあえずお勉強から取り組んでみようか」
という感じでは、途中で親か子か、どちらか一人でもやめたくなった時に、
小学校受験の世界観を知ってしまえば、そんな甘い世界ではないことがわかります。
普段からの地頭のよさ、所作の美しさが定着していれば、あとは集団行動や巧緻性が
備われば大丈夫ですが、それまで幼稚園受験・小学校受験を視野に入れてこなかった
ご家庭で、それだけの素養があるのは、少数派だと思います。
まずは、年長さんになるまでに親子ともに「受験する意思」をはっきりすることから始まります。
新年度
塾の新年度向けのクラスは既にスタートしていますが、4月の段階では問題を解く作業の
スピードをあげ、正確に進める取り組みを定着化させている頃です。
6月くらいまでに始めれば、しっかりとした意思と目標が親子共にあれば、夏休み明けくらいには、
他の先に取り組みを始めたお友達と同じ様にやっていけるようになります。
(塾に入るのが4月の場合は、もっと早くに追いつきますし、お母様のほうも
後々同じ学校の保護者となるにあたって、まだまだ「新しいお友達のお母様」として
受け入れられる季節です。)
夏休み
塾では夏期講習があります。夏期講習前には面談があり、ある程度志望校が固まってきています。
この頃には過去問を解いたり、問題のバリエーションに対応できるように、同じ分野でも、
少しずつ違ったパターンのプリントに触れて、引き出しを増やす時期です。
少しでもパターンが違うと、子供には全然違う問題に見えたりするようで、
我が家の娘ちゃんは、悔し泣きをすることが多かった時期です。
9月から
9月下旬からは直前講座が始まります。親子面接のある学校を受験する場合は、
塾で面接の練習をしてくださるところもあります。
面接の練習や、願書の記入と、結構親が頑張る時期ですね。
子供のほうは実力がついて安定する時期に入ってきていますので、どれを出されても解ける
という自信がつく時期です。
直前講座だけ塾で、というご家庭もあります。もちろん塾は受け入れますし、
いつ塾に入るかもご家庭の判断ですが、子供は他のお友達のスピード感や正確さに
圧倒されて、自分だけ出来ない様な気持ちになりがちです。親のほうも、既に通って
いらっしゃる方々にしてみれば「追い込みの時期に、先生の手を煩わせないで欲しい」
という気持ちもあり、歓迎ムードではありません。
この時期からの入塾は、親子ともに気持ちの強さが要りますね・・・。
あとは、試験・面接の本番を迎えるだけ、となります。
1年弱、通して見ると短いようですが、一日一日いろんなことにつまづき喜びながら
過ごしていきますので、思い返しても「濃い、思い出深い1年弱」でした。
こんな流れで終わった我が家の体験談が、それぞれのご家庭の受験プランのご参考になれば幸いです。
スポンサーリンク
0 件のコメント :
コメントを投稿